フランス バーガンディ(ブルゴーニュ)地域その中でも
北から2番目にある地域、côte de Beaune(コート・ド・ボーヌ)地区
の特徴をざっくりまとめるためのページです。
日本だとブルゴーニュですが、フランス語の発音だと「ブ”フ+ヴ”ゴーニゥ」
みたいに聞こえます
欧州で発音が通じなくて恥ずかしい思いをしたので、度々、通じる英語のBurgandy(バーガンディ)表記をしています
目的
- 酒屋さんでワインを探すとき、時間をかけずに自分でも選べるようになるために…
- その場のラベルの情報からある程度を判断する
自省のために何度でも言いますが、お酒の知識を身に着けたからと言って「自慢せず、高ぶらない。礼を失せず、自分の利益を求めず、、、」ですぞ!
Côte de Beaune (コート・ド・ボーヌ地区)
Côte de Beaune (コート・ド・ボーヌ地区)の立ち位置
1 地方 Burgundy(ブルゴーニュ)
2 地区Côte de Beaune (コート・ド・ボーヌ地区)
3 地域アペラシオン(AOC)
Côte de Beaune (コート・ド・ボーヌ) と
Hautes Côtes de Beaune (オート・コート・ド・ボーヌ)
4 村名アペラシオン (コミューン・村)
例:Côte de Beaune-Villages (コート・ド・ボーヌ・ヴィラージュ)
5 特別な等級 例:Corton (コルトン)
Côte de Beaune (コート・ド・ボーヌ地区)のAOC
何がややこしいかというと、2 地区名・3地域AOC・4 村名AOCが似てたり
一緒だったりすることです
フランスのみなさん、そんな簡単に覚えられるのでしょうか
AOC名 | 読み方 |
---|---|
Aloxe-Corton | アロース・コルトン |
Auxey-Duresses | オーセイ・デュレス |
Bâtard-Montrachet | バタール・モンラッシェ |
Beaune | ボーヌ |
Bienvenues-Bâtard-Montrachet | ビアンヴニュ・バタール・モンラッシェ |
Blagny | ブラニィ |
Bourgogne Hautes Côtes de Beaune | ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ボーヌ |
Bourgogne La Chapelle Notre-Dame | ブルゴーニュ・ラ・シャペル・ノートルダム |
Charlemagne | シャルルマーニュ |
Chassagne-Montrachet | シャサーニュ・モンラッシェ |
Chevalier-Montrachet | シュヴァリエ・モンラッシェ |
Chorey-Lès-Beaune | ショレ・レ・ボーヌ |
Corton | コルトン |
Corton-Charlemagne | コルトン・シャルルマーニュ |
Côte de Beaune | コート・ド・ボーヌ |
Côte de Beaune-Villages | コート・ド・ボーヌ・ヴィラージュ |
Criots-Bâtard-Montrachet | クリオ・バタール・モンラッシェ |
Ladoix | ラドワ |
Maranges | マランジュ |
Meursault | ムルソー |
Monthélie | モンテリー |
Montrachet | モンラッシェ |
Morey-Saint-Denis | モレ・サン・ドニ |
Musigny | ミュジニィ |
Pernand-Vergelesses | ペルナン・ヴェルジュレス |
Pommard | ポマール |
Puligny-Montrachet | ピュリニィ・モンラッシェ |
Saint-Aubin | サン・トーバン |
Saint-Romain | サン・ロマン |
Santenay | サントネイ |
Savigny-Lès-Beaune | サヴィニィ・レ・ボーヌ |
Volnay | ヴォルネイ |
青字が白ワインのGRAND CRUを含む地域、 緑色の字が白ワインと赤ワインのGRAND CRUを含む地域です。
なんとなく、GRAND CRUの格付けは1936年のものなわけで、
味の良さは変わってきてそうですけれども…
Hautes Côtes de Beaune (オート・コート・ド・ボーヌ)
オート・コート・ド・ボーヌ地区は、1961年からAOC認定された約20のコミューンを含む地域です。
Hautesは高いという意味で、コード・ド・ボーヌ地区よりも標高が高い場所にあり、最も陽当たりの良い斜面の土地とされています。
基本的に、Hautes Côtes de Beaune (オート・コート・ド・ボーヌ)も、Côte de Beaune (コート・ド・ボーヌ地区)のAOCでカバーされます。
Côte de Beaune (コート・ド・ボーヌ地区)の土壌
アルプスの隆起とソーヌ平野の崩壊によってできた渓谷にブドウが植えられています。
Côte de Beauneの下層土は、1億5千万年前のジュラ紀上期のものです。
ブドウ畑は石灰岩の丘陵地に植えられています。
コルトン:コルトン・シャルルマーニュのためにオクスフォーディアンの石灰岩と泥灰土を使用
オクスフォーディアン 固い粘土と頁岩
1億6350万年前(誤差100万年)から1億5730万年前(誤差100万年)にあたる、後期ジュラ紀の最初の期である。
バトニアン 石灰岩
1億6830万年前(誤差130万年)から1億6610万年前(誤差120万年)にあたる、中期ジュラ紀の3番目の期で
シャサーニュ・モンラッシェ:「ピエール・ド・シャサーニュ」といわれる
モンラッシェ:「ピエール・ド・プレモー」といわれる
サヴィニー、ポマール、ムルソー:泥灰土
テロワールの多様性が、コート・ド・ボーヌのワインの特徴となっています。
Côte de Beaune (コート・ド・ボーヌ地区)の気候
コート・ド・ボーヌのブドウ畑の気候は、海洋性気候で、半大陸性の影響を受けています。
この地域の熱の振幅は大きいです。冬は厳しく、平均気温は10.76℃です。
平均日照時間は1800時間/年と言われています。
降水量は秋から年間を通じて多く、夏場は減少します。年間平均降水量は675.85mm/年である。
Côte de Beaune (コート・ド・ボーヌ地区)のドメーヌ
狭い地域なので、AOC毎に見るよりは、誠実にワイン作っているようなドメーヌを見つけてその人を信じて購入する日本酒式が無難、なのだろうか…
多いですよね…
徐々にそれぞれのドメーヌのウェブサイトを参考にしていきます