美術史学及び文化財保護事業の先覚者中川忠順の次男として、明治43(1910)年東京生まれ。
昭和9(1934)年早稲田大学文学部史学科卒業。
同年4月帝国美術院附属美術研究所(現在の東京国立文化財研究所の前身)に入り、昭和47(1972)年3月定年により退官するまで38年間在職。
中川 千咲氏在職時のできごと
- 1941年から1946年
兵役
- 1947年から1951年
帝国美術院付属美術研究所兼任で東京国立博物館陳列課に勤務
- 1955年
東京国立文化財研究所美術部資料室長
- 1969年
東京国立文化財研究所美術部資料室長
- 1973年
共立女子大学家政学部教授兼任
1948年以来順次早稲田大学、慶應大学、東京芸術大学、武蔵野美術大学、工学院大学、
東京造形大学等諸大学の非常勤講師。永年にわたり広く後進の指導育成に努めました。
現住所ー東京都南多摩群〇〇〇〇
ほんね
芯の通った、考え方に軸のある顔をなさっていて憧れます
田中さんとは5歳差で、大学も違うけれど共著が何作かあるのですね
仲良かったのかな
はくたく
論文も著作も多い方でな、これから接する機会も多くなろうて。
ほんね
勲四等旭日小綬章の追贈を受けていらっしゃる…
著作の目録見てたら、働きすぎな気がしました
健康大事!
参考文献
原色日本の美術 陶芸, 中川千咲 / 林屋 晴三 / 田中 作太郎 / 長谷部 楽爾, 小学館, 1967
「中川千咲 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)🔗